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生涯学習フェスに8500人 独創教育テーマにフォーラム

  • 2023/11/14
音楽劇を披露する児童(撮影・山北)
音楽劇を披露する児童(撮影・山北)

 東広島市民の学びを深めるイベント、生涯学習フェスティバル(同実行委員会主催)が11月3、4日の両日、東広島芸術文化ホールくらら(同市西条栄町)を主会場に開かれ、市民など延べ約8500人が訪れた。今年で33回目。

 4日には、独創教育を実践した故・檜高憲三さんが1923年に26歳で西条小校長に着任し今年で100周年になるのを記念して、教育フォーラム「つながる想い時を超えて」(市教委主催)が開かれた。

 音楽劇「独創誕生物語」は、同市西条中央の市立西条小3年生157人が演じた。劇は、檜高校長の孫の檜高明子さんの講話を元に作られたという。客席からは、熱演する児童らに大きな拍手が沸き起こった。

 シンポジウムでは、津森毅学校支援センター長と市教委の鷹橋忠文指導課長が「独創教育と東広島教育」の歴史的経緯の分析や元教師の証言、独創教育が東広島教育に与えた影響について対談。

 鷹橋課長は「授業研究と地域づくりの独創教育の精神は、旧東広島市や周辺の地域も含めて全体に波及し、それが現在の東広島教育につながっている。今後、学校を核とした地域づくりに新しいうねりを加えてアップデートしていくことが大切」と強調した。

(山北)

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