広島県のほぼ中心に位置する東広島市。今でも広島市や呉市などへのアクセスが便利だが、さらに利便性がよくなったり、建設が進んでいたりする道路もある。気になるあの道路の現状や計画をリポートする。
①東広島・安芸バイパス
東広島市と海田町結ぶ
2022年度に全線開通予定
東広島市八本松町宗吉から広島市安芸区上瀬野町までをつなぐ安芸バイパス(7.7キロ)で、改良工事や架橋工事などが進められている。
同バイパスとつながり、すでに部分開通している東広島バイパス(9.6キロ)の終点にあたる安芸郡海田町内の1.8キロでも架橋工事が行われており、いずれも2022年度に終了し、全線開通する予定。
全線開通することで、国道2号の渋滞緩和などが期待されている。
②阿賀IC(東広島・呉自動車道)
阿賀ICの立体化工事
2021年度内に完成予定
2015年に全線開通した東広島・呉自動車道。阿賀ICを降りた国道185号の先小倉交差点で混雑することから、ICを立体化する工事が行われている。
2021年度内に完成する予定。7月10日には、カーブする橋桁を特殊台車で接続する工事が一晩で行われた。
③広島熊野道路
昨年12月から無料開放
広島市安芸区矢野町と安芸郡熊野町を2.4キロで結ぶ広島熊野道路。有料道路だったが、昨年12月から無料開放されている。
県道34号矢野安浦線のバイパスとして整備され、1990年に開通した。
気になる道路 整備の現状は?
国道375号 御薗宇バイパス
東広島市西条町田口~吉行の6.5キロの国道375号御薗宇バイパス。御薗宇~吉行の4.4キロはバイパス整備と4車線化が完了。
残り、御薗宇~田口の2.1キロで道路の幅を広くする計画。県は、現在、用地取得や関係機関との調整を進めており、早期完成を目指すとしている。
一般県道 下三永吉川線 下三永工区
東広島市西条町下三永から八本松町吉川に至る区間のうち、下三永の1.6キロで、道路の幅を広げる整備事業が進められている。
令和2年度までに下三永(西)交差点周辺と本線約500メートルの範囲で改良済み。県は、今後も用地取得と改良工事を実施し、早期の完成を目指すとしている。
山陽自動車道 八本松スマートIC
山陽自動車道の西条ICと志和IC間に新設される(仮称)八本松スマートIC。
開設予定地は東広島市八本松町正力地区で、今年度は、測量調査や道路設計が行われる。市は、2026年度末の開通を関係事業者に要望し進めていくとしている。
東広島市内で整備中の道路や施設についてはこちら↓
【東広島進ちょくナウ】東広島の道路や施設 2021年はこうなる!【まとめ】
文・プレスネット特別取材班
ザ・ウイークリー・プレスネット
2021年8月12日号掲載