工場を増設することになったべバストジャパンの完成予想図。右上の建物がパノラマルーフを生産する工場になる
ドイツに本社を持つサンルーフメーカー・べバストの日本法人べバストジャパン(東広島市西条町田口、ブルース・ピアス社長)が本社工場を増築することになり、このほど起工式を行った。
新棟は、田口研究団地内の現工場棟の裏に建設する。鉄骨造一部2階建てで、延べ床面積4661平方mの規模。2022年5月の連休明けの稼働を目指す。従来のサンルーフよりも面積が広い、自動車の屋根全体をガラスにするパノラマルーフの需要増に対応する。増築に伴い約100人の現場社員を採用する計画だ。
同社は1978年創業。マツダを含めた国内全自動車メーカーに納品している。ルーフの年間生産台数は、2014年に100万台を突破。その後も業績を伸ばし、16年、工場を増設し生産能力を3割高めた。それでも手狭になったため、今回、工場の増築に踏み切った。
(日川)