医療の最前線で新型コロナウイルスと闘う医療従事者へ感謝を伝えようと、河内高(河内町下河内)の生徒たちがこのほど、折り鶴で作ったメッセージボードを同校北側のフェンスに設置した。JR山陽本線の電車内や、県道33号線から見ることができる。
同高前生徒会のメンバーが企画し、7月頃から作成した。縦180㌢、横160㌢のボードに「みんなの幸せ」を願って四つ葉のクローバーを、縦110㌢、横80㌢のボード5枚に「ありがとう」の文字をそれぞれ描き、青色の折り紙で作った折り鶴約1200羽を貼り付けた。「地元河内町から感謝を」と近隣の河内小(同町中河内)、入野小(入野中山台)、河内中(同町中河内)にも協力を呼び掛け、児童・生徒計458人で折り鶴を折った。メッセージボードの横には「コロナ禍の最前線で働く人たちに」と書いた横断幕も添えた。
前生徒会長の3年生・横山夢さんは「感染が不安な中、最前線で頑張る人たちに感謝の気持ちを形にして伝えたかった。多くの人に見てもらいたい」と話していた。メッセージボードは、感染拡大が収束するまで設置するという。