絵本作家・よこみちけいこさんの原画展「日々のたからもの」が、同市立美術館で7月30日から9月29日まで開かれるのを前に、プレイベントが7月3日、市立豊栄小学校(同市豊栄町鍛治)で行われた。
同校3~4年生24人が参加。絵本の読み聞かせのほか、よこみちさんが描いた下絵に児童がクレパスなどで自由に塗ったり描き足したりして作品を完成させるワークショップがあった。
児童らは、よこみちさんから「ここは手を使ってのばすと良い感じにできるよ」などと声を掛けられながら和気あいあいと作品を完成させた。渡部蓮士さん(9)は「皆で一つの絵を描くのは初めての経験で、とても楽しかった」と笑顔。完成した絵は、原画展で展示される。
主催した東広島市立美術館学芸員の所ふたばさん(29)は、「子どもたちのおかげで非常に良い時間になった」と振り返った。
原画展では、本展のための描き下ろし作品で西条柿がモチーフの新作「かきのみぼうや」や、「東広島まんきつすごろく」など、市制50周年を迎えた東広島市の良さが再発見できる内容になっている。(山口)