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著名人相次ぎ東広島訪問

  • 2024/07/15

ブルネイ ハジ・シャブディン・ハジ・ムサ駐日特命全権大使
自民党 茂木敏充幹事長



駐日大使/メンテックワールド見学

 ブルネイ・ダルサラーム国のハジ・シャブディン・ハジ・ムサ駐日特命全権大使が6月18日、夫人を伴って、東広島市に本社を持つメンテックワールド(小松節子社長)を訪れ、同社が運営している企業主導型の保育園(通称イック)などを見学した。大使夫妻の訪問は、小松社長が広島アセアン協会の副会長を務めていることが縁となって実現した。


和食の昼食に舌鼓を打ちながら歓談するブルネイ駐日大使夫妻とメンテックワールドの小松節子社長(中央)
和食の昼食に舌鼓を打ちながら歓談するブルネイ駐日大使夫妻とメンテックワールドの小松節子社長(中央)

メモ 【ブルネイ・ダルサラーム国】 通称はブルネイ。東南アジアのボルネオ島北部に位置。イスラム教国。首都はバンダルスリブガワン。石油や天然ガスなどの資源を埋蔵、東南アジア諸国連合(アセアン)の一員でもある。



茂木幹事長/地元学生や女性と対話集会

 自民党の茂木敏充幹事長が7月6日、東広島市を訪れ、地元学生や女性たちとの対話集会に臨んだ。茂木幹事長は、「最近、若手議員からは『意外と敏充』と言われる」とユーモアを交え、学生や女性たちに親しみやすさをアピールした。
 茂木幹事長の東広島市入りは、東広島市選出の新谷正義衆院議員が茂木派で茂木幹事長を支える副幹事長の一人であることから実現。昼前に東広島市に到着した茂木幹事長は、JR西条駅前近くの鉄板焼き店で、自らお好み焼きを振るまい、女性たちとお好み焼きに舌鼓を打ちながら、和やかに歓談。このあと、新谷事務所に移動し、学生たちとの集会に臨んだ。


「意外と敏充です」と自己紹介をしながら、お好み焼きを焼き、学生に囲まれ親しみやすさをアピールする茂木自民党幹事長
「意外と敏充です」と自己紹介をしながら、お好み焼きを焼き、学生に囲まれ親しみやすさをアピールする茂木自民党幹事長

 茂木氏は「意外と敏充ですから、意外と料理もできるんです」「意外とどんな話題にもついていける」「幹事長はすごい遺伝子を持っていて怖いと思われがちですが、もともとは民間企業の出身です」などと、笑顔で女性や学生たちと歓談した。対話集会に参加した広島大の学生は「テレビで見る印象と違って、とてもざっくばらんな人だった」と話していた。



高垣広徳市長を訪ねた人、市長が訪ねた人 今年上半期の市長往来から

 東広島市役所に高垣広徳市長を訪ねたり、高垣市長が東京出張などで訪ねたりした人物にはどのような著名人(組織)がいるのだろうか。今年1月から6月までの上半期の市長往来をもとに探ってみた。
 高垣市長を訪ねたのは、市と広島大など市内大学が一体となって地域課題を解決してまちづくりを進めるタウン・アンド・ガウンや、デジタルを活用したスマートシティなど、高垣市長が産学官で進める施策に関係した、その世界の要人が多い。
 1月には、内閣府の科学技術・イノベーション推進事務局の水野浩之参事官補佐が、5月には富士通Japanの窪田雅己取締役会長が、6月には広島大が東広島キャンパスに誘致した米国アリゾナ州立大のユーゼビオ・スコーナバッカ教授と、住友商事の兵頭誠之取締役会長らがそれぞれ市長と面談している。
 東広島市の首長として、地元の各種団体や国県の出先機関の代表とも積極的に面会、地域課題に耳を傾ける。地域別のまちづくりを施策の一つとしていることから地域の自治協議会の代表とも面談している。


米国アリゾナ州立大のユーゼビオ・スコーナバッカ教授
米国アリゾナ州立大のユーゼビオ・スコーナバッカ教授
JTサンダーズ広島の関係者
JTサンダーズ広島の関係者

 文化・スポーツに目を向ければ、バレーボールのJTサンダーズ広島が、Ⅴリーグ東広島大会PRで、市内在住の中西麻耶さんもパリ2024パラリンピック出場内定の報告でそれぞれ高垣市長を表敬訪問。市制施行50周年で記念映像を手掛けた映像作家の時川英之さんと、シンガーソングライターのHIPPYさんも面談した。


パリ・パラリンピック出場内定を報告する中西麻耶さん
パリ・パラリンピック出場内定を報告する中西麻耶さん
映像作家の時川英之さん(右)とシンガーソングライターのHIPPYさん(左)
映像作家の時川英之さん(右)とシンガーソングライターのHIPPYさん(左)

 一方、高垣市長が訪ねた人物をひもとくと。東京には、8回出張している。中央省庁への訪問で多いのは国土交通省だ。訪問先も道路局、水管理・国土保全局、都市局など多岐にわたり、吉田信博大臣官房参事官ら幹部職員と面会している。県庁時代に培った土木畑のキャリアと人脈を生かし、国道2号西条バイパスの4車線化の早期実現や、長距離ドライバーの拘束時間削減につなげる中継拠点整備、防災・減災対策などを要望していることがうかがえる。
 東京出張の際に面会する東広島関係の国会議員は、自民党の新谷正義衆院議員と寺田稔衆院議員、日本維新の会の空本誠喜衆院議員の3氏。東広島に事務所を構える3氏には、バランスを考え面会していることが分かる。東広島関係以外では道路整備促進期成同盟会全国協議会会長として鈴木俊一財務大臣や斉藤鉄夫国交大臣と面会している。米軍川上弾薬庫近くで有機フッ素化合物が検出されている問題では、防衛省の鬼木誠副大臣とも面談している。




記者の目

 SNSで発信、拡散も結構だが、今回の記事の主旨は「情報と現実は大違いで、会ってみて、話してみなければ分からない」。
 ブルネイの大使が本当はどれだけ苦労し、今に至ったのか。日本との文化の違いや、来日してより感じたそれぞれの国の良さを切実に語られたことで改めて民間外交の大切さを実感した。
 茂木幹事長については、最近の反自民感情の中で記事として掲載すべきか悩みもあったのだが、参加した大学生たちの「とても楽しかった。テレビと全然違う」の声に押された格好だ。人と人が理解し合えるのは、やはり対面に尽きる。それを学生たちは笑顔で表していた。
 高垣市長を訪ねた人の多さに驚いたが、市長が訪ねた人まで市役所から教えていただき、気づいたのは、東広島のインフラにより重点をおかれている点。特に市民のまったなしの要望である道路整備。これには今後も注視していきたい。
 劇場化する政治ショーも結構だが、我がまちは粛々とリアルな現実に向かっているようだ。

(吉田実篤)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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