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小林 リポーターが行く ここが私の『お気に入り』 「憩いの料亭 白竜湖」

  • 2024/08/06
小林 リポーターが行く


 東広島には、ぶらりと立ち寄れて、おいしい食事とお酒を提供している店がいっぱいあります。少人数でも気軽に立ち寄れる店を小林リポーターが食リポをしながら紹介していきます。気になっていたけど、なかなか足を踏み入れる勇気がなかったあなたの背中を押せたらうれしいです。



男性もOK!女将(おかみ)さんの気持ちが詰まった「女子会御膳」で贅沢(ぜいたく)ランチ

 ゆっくりおしゃべりしながらランチしよう。友人とそんな約束をしたので「憩いの料亭 白竜湖」に行くことにした。法事や人数の多い食事会で行くことが多いけれど、少人数で入れる個室もあるのだ。たまには贅沢なランチで昼飲みもいいよね、なんて話しながら大きな白いのれんをくぐった。



風呂敷の色もそれぞれ違って目にも楽しい
風呂敷の色もそれぞれ違って目にも楽しい


 平日のみ20食限定の「女子会御膳」が、夏季限定で少しお得になっているというから迷わず注文。暑いしビールかな…と思ったら、ノンアルコールのページでメニューを繰る手が止まった。ビールはもちろん、梅酒、柚子(ゆず)酒にスパークリングワインまで、なんと豊富な。飲めない人が楽しめるお店は、飲める人も気兼ねなく飲めるからうれしい(今日は友人も飲めるので生ビールで乾杯した)。



20食限定の「女子会御膳」
20食限定の「女子会御膳」

風呂敷を開けると二段重ねの可愛らしい前菜が姿を現す
風呂敷を開けると二段重ねの可愛らしい前菜が姿を現す


 「御膳」と聞くとひと通りの料理が一度に出てくるイメージだったが、この「女子会御膳」はコース料理。まずはきれいな風呂敷に包まれた二段重ねの前菜だ。結びを解いてお重を開けるわくわく感がたまらない。ひと口サイズの小さなお料理が、ひとつひとつしっかりおいしいという幸せ。この料理はなんだろう?と、会話もいつもより弾んでしまう。鮮魚二種(この日は中トロと鱧(はも))のお造り、肉料理としてローストビーフ、さらに冷たい茶わん蒸しと続く。とうもろこしのほのかな甘みに夏を感じる茶わん蒸しには、ウニまで添えられている。揚げ物は「広島和牛と侍葱春巻」。パリパリの皮に甘辛い牛肉とねぎ、そして春雨もたっぷり。ごまだれをつけるとぴりっとした辛さも加わって、和食なのに中華、いや韓国?お食事は奈良のブランド品「絹巻そうめん」。普段家で食べるそれとは比べ物にならない細さと味のファンになるお客さんがいるのもうなずける。デザートはフルーツ、シャーベット、または同じ建物内のケーキ店「LALAPALETTE」のスイーツから選べるという、最後まで楽しい仕掛けが盛りだくさんのランチだった。



?絹のような細さのそうめんは、季節によって温かいにゅうめんになる
絹のような細さのそうめんは、季節によって温かいにゅうめんになる


 女将さんの「喜んでほしい!」という気持ちを随所に感じる。季節によって少しずつ料理が変わるというから、またおしゃべりと贅沢がしたくなったら友人を誘おう。



憩いの料亭 白竜湖

Data
TEL/082(422)1919
営業時間/11:00~14:30(L.O.14:00)
     月~土曜日 17:00~22:00(L.O.21:00)
     日曜日・祝日 17:00~21:00(L.O.20:00)
     ※夜は予約制
定休日/不定休(水曜日が多い)
所在地/東広島市西条岡町10-20 ホテルヴァンコーネル3階
駐車場/なし(市営岡町駐車場の割引あり)
決済/現金、各種クレジットカード、電子マネー

記者の画像

小林

「生きるために食べるのか、食べるために生きるのか」を追う食いしん坊

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