東広島市西条町寺家の「うどんの天 寺家店」が2024年9月1日にオープン。広島県呉市の名物である細うどんを提供する専門店で、朝6時から営業しています。
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東広島市西条町寺家の「うどんの天 寺家店」
東広島市西条町寺家の「うどんの天 寺家店」は、広島県呉市の名物である細うどん専門店で、2024年9月1日にオープンしました。
店の場所は、JR寺家駅から徒歩6分、のぞみ整形外科クリニック寺家やIKOCCAエブリイ 西条寺家店の近く。国道186号沿いで、店や薬局があるビルの1階にあります。駐車場は敷地内であればどこに停めてもOK。10台以上駐車可能です。
県内で2店舗目
「うどんの天」は、約30年前に呉市広古新開に本店を構え、寺家店は2店舗目。
寺家店は、朝6時から16時まで通しで営業しており、夜勤明けや早朝出勤の人も、遅いお昼ごはんを食べるときにも利用しやすいです。
食券で注文するセルフサービス
店の前にメニューが置いてあるため、何を食べるか事前に決められます。
お店に入るとすぐ右側に券売機があり、食券を購入。
奥に進むと、食券を出すカウンターがあり、スタッフに渡して注文完了です。
食券と交換で注文の番号券が渡され、できあがったら番号が呼ばれるセルフサービス。
店内の通路はしっかりスペースがあるので、お子さま連れやベビーカーのファミリーなどにも嬉しい設計です。机付きの折り畳みベビーチェアの用意がありました。優しい配慮。
「うどんの天 寺家店」のメニュー
メニューは、かけうどん(420円)、「スペシャルうどん」(910円)などがあり、麺をそばに変更することも可能。辛党向けにおすすめの、3段階の辛さを足せる自家製激辛レッドのうどんもあります。サイドメニューは、8種類のおにぎり(各170円)や、12種類のおでんもあり、さまざまなメニューを楽しむことができます。
うどんの天おすすめの「肉天うどん」
注文したのは、店長さんおすすめの「肉天うどん」(850円)。
通常であれば、肉うどんもしくは天ぷらうどんのどちらか一択のところ、肉と天ぷら両方が一度に楽しめる一品です。
提供までの時間が早いのもうれしいポイント。
もちろん混み具合によっては多少待つこともあると思いますが、それでもそんなに待たされることはなさそう。
食べやすい細うどん
細うどんは麺が細いため、調理時間が短く食べやすいのが特徴。造船業などが盛んな呉市では、忙しい人でも食べられる郷土料理として馴染みの深い一品だそう。
細うどんと聞いて、どのレベルの細さなのかを楽しみに想像しておりました。
感覚的には、極度に細いわけではないけれど、たしかに一般的なうどんよりも細い。
JAS(日本農林規格)の乾めん類品質表示基準では、麺の太さによって以下のように分類されています。
太さ | 名称 |
---|---|
直径1.3mm未満 | そうめん |
直径1.3mm~1.7mm未満 | ひやむぎ |
直径1.7mm以上 | うどん |
呉の細うどんは約3mmであるため、JAS規格に則ればうどんに属するものの、一般的なうどんよりも標準が細いようです。
細うどんはつかみやすく感じました。
これも早く食べるために細くした工夫の一つかもしれませんね。
一般的なうどん屋さんのうどんよりも多くの麺を一度につかめるのは「食べ物を口いっぱいにほおばって食べたい派」の自分としてはうれしい限りです。
出来立てのうどんはアツアツなので、お箸でつかみ上げた麺をフーフーします。
つかみ上げたうどんをゾバーっと一気にすすり上げほおばりました。
口いっぱいに幸せをかみしめます。
その後はもう、一心不乱にアツアツフーフーゾバーの繰り返しです。
そう、それはまるで、今まで足りていなかった幸せをかき集めるかのように。
甘く優しい味わい
おさじでうどんのおつゆをすくい上げます。
とがっておらずまろやかで、くどさを感じさせない甘味。
「甘い。でも優しい」
そんな独り言をポツリ。
失態です。もしも隣の人がそんな独り言をいう人だったのなら、きっと自分は席を移動することでしょう。お昼時もとうに終わっており、人が少ない時間でよかった。
トッピングの肉も、細うどんと一緒に口に運びます。
しっかりとした肉の味が、細うどんと一瞬だけ主役交代し、また別の幸せを運んできます。
天ぷらはサクサクの歯ごたえを楽しめ、時間が経つにつれとろりとおつゆに溶け込み、細うどん全体にもう一層の深みを加えてくれます。
他にも、甘く優しいおつゆをふんだんに含んだ「きざみお揚げ」、シャキシャキの食感がアクセントの「きざみネギ」、少しだけ塩味のある「とろろ昆布」が脇を固めます。なお、この「きざみお揚げ」「きざみネギ」「とろろ昆布」は、おつゆのあるメニューにはすべて乗っかってくる、おつゆと切っても切れない間柄。
そう、昔のツッパリ風にいえば「マブダチ」。
2000年ごろのギャル風にいえば「ズッ友」。
もう少し現代風にいうのであれば「BFF」といったところ。
最後の一滴までおいしいうどん
でもね、幸せはいつも長く続かない。
そんな肉天うどんたちを一心不乱に口に運ぶこと数回。時間にすればほんの数分。
いくらお箸でおつゆの中をかき混ぜてみても、もう何もすくえなくなりました。
たくさんの幸せを運んでくれた細うどんはもう尽きた。
トッピングの双璧、肉と天ぷらは、影も形もありやしない。
感傷に浸りながら、残ったおつゆをおさじですくいます。
おさじですくうだけでは我慢できなくなり、どんぶりを両手でつかみ、最後の一滴まできれいに飲み干しました。
最後の一滴までごちそうさまでした。
返却口に空のどんぶりが乗ったお盆を置き、厨房に向かって「ごちそうさまでした」と伝えると、厨房から元気よく「ありがとうございます!」とお礼の声が返ってきました。
おいしさのあまりおかわりをしたくなりますが、ぐっと気持ちを抑えました。
定休日の木曜日以外なら、朝6時から夕方4時までうどんの天に食べに来ることができるのだから。
肉天うどん以外にもたくさんのおいしいメニューがあることも知っているのだから。
次回は何を食べてみようかなと、わくわくした気持ちになり、通いたくなるお店でした。
うどんの天 寺家店の店舗情報
うどんの天 寺家店
東広島市西条町寺家4732-1田部ビル
082-496-8810
6:00~16:00
木曜日定休