東広島市高屋町の白市地区に、炭焼き・鉄板焼きの「惣十郎」がオープン。白市地区の中でも豪勢な造りの伊原惣十郎家宅は明治前期の建物で、内装を改修。ロマンあふれる店内・外観やメニューなどをレポートします。
目次
場所
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「伊原惣十郎家住宅」は明治4年に建てられた住宅。2024年11月22日、登録有形文化財(建造物)に答申されました。
家主の伊原惣十郎は、家業として鋳物製造業を営み、京都御所の灯籠や嚴島神社の青銅大灯籠を鋳るなど幅広く活躍したそうです。
店内
店内に入ってすぐにあるのが、店で炭焼き料理を出すために作られた囲炉裏。
店内の炭焼き料理はこちらで仕上げてから出すそうです。
レジカウンター
靴を脱いで家に上がるとまずがレジカウンターあります。
こちらでは白市歌舞伎のグッズやハンドメイドのものも販売。
テーブル席や座敷など
レジカウンターの奥がテーブル席や座敷席です。広々としていて席数もたくさんありました。
奥に見える日本庭園近くの席が時に人気だそうです。
改装されていますが、柱や家具などそのままを使っているところもあるので、歴史を感じたり明治時代の家の中を見ながら食事を楽しむことができます。
囲炉裏の近くにあるのがこちらの席。こちらは靴のままあがることができます。
夜だけ楽しめるカウンター席
そして予約がすぐに埋まるという席がこちら。カウンター横の細い通路を抜けると
鉄板を囲んで料理を楽しめるカウンター席があります。
外の景色は夜にライトアップされるそうです。
こちらの席では目の前で焼かれた鉄板料理を楽しみながら、外のライトアップされた景色を楽しむことができます。
夜のみ利用可能で、空いていれば利用可能。
かなりの人気ですでに1か月予約が埋まっているそうです。
メニュー
こちらがランチメニュー。惣十郎オリジナルの山賊焼き「惣十郎SOJURO焼き」をメインとした
定食です。惣十郎SOJURO焼きはもも肉とむね肉があり、こちらに産地にこだわった昆布と西条のお酒で炊いた高屋産の頭﨑米で作ったおむすび、白市名物の豆腐炊き汁などついています。
他にも単品メニューやうどん、ローストビーフなどもあります。
食べてみました
今回は惣十郎SOUJURO焼きを単品でいただきました。
びっくりしたのがボリューム。鶏自体がかなり大きかったです。
口に入れた瞬間パリッとした皮の食感とお肉のジューシーさが口の中に広がります。
私が食べたのはむね肉だったのですが、お肉が柔らかくふっくらしていてとてもおいしかったです。
印象的だったのはタレ。
甘すぎず辛すぎない絶妙なブレンド。ご飯に合うこと間違いない味です。
こちらは西条本町にある「-マルジュウ-木之下」と相談しながら1か月かけて作ったオリジナルのタレとのこと。
惣十郎SOUJUROについて
伊原惣十郎家住宅を残していきたいと考え、「惣十郎」をオープンしたオーナーの天野さん。
明治の建物を改装するにあたり、意識したのは「どんなに傷んでいても残せるところは残す」こと。「食事ももちろんですが、伊原惣十郎家住宅を見てほしい」とのことでした。
明治時代を感じながら食事を楽しめる「惣十郎」。
カフェやディナーもあるので、気になる人はインスタグラムをチェックしてくださいね。
店舗情報
惣十郎
住所:広島県東広島市高屋町白市1080(伊原惣十郎家住宅)
営業時間:ランチ 11時~14時
カフェ 14時~17時
ディナー 17時30分~21時
店休日:月・火
電話番号:082-490-3733