東広島市社会福祉協議会が主催した「あったか笑顔のまちづくり講演会 多文化共生はじめの一歩~外国人と共に暮らすために~」が10月7日、東広島市市民文化センター(東広島市西条西本町)で開かれ、市民ら約170人が参加した。
広島大学大学院人間社会科研究科の河本尚枝准教授が「外国人市民が抱える問題は、母国と日本の文化・習慣の違いによるものが多い。相互理解を深め、同じ地域に住む我々にしかできないサポートを進めていこう」などと基調講演。この後、「たぶんかひろばpazuru」、「子育てサロンこすもす広場」、「東志和住民自治協議会」、「協同組合技術者育成協力会(TECS)」がそれぞれの取り組みについて報告した。
同社協の邑岡徹哉地域福祉課長(51)は「講演会をきっかけに、地域住民に少しでも外国人住民の存在を身近に感じてもらい、積極的につながりをつくってほしい。そして、外国人市民も東広島市に来て良かったと感じてもらえれば」と話していた。(山口)