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手話で絵本の読み聞かせ 手話言語の国際デー 東広島市立美術館

  • 2024/11/22
手話で絵本の読み聞かせを楽しむ参加者ら
手話で絵本の読み聞かせを楽しむ参加者ら(撮影・山北)

 東広島市立美術館(東広島市西条栄町)は「手話言語の国際デー」の9月23日、「手話でつながる絵本のじかん」を同館で開き、親子連れなど約70人が参加した。今回で3回目。第36回現代絵本作家原画展「よこみちけいこ―日々のたからもの」の関連イベントで開いた。

手話で絵本の読み聞かせを楽しむ参加者ら
手話で絵本の読み聞かせを楽しむ参加者ら(撮影・山北) 

 東広島ろうあ協会と東広島市手話サークル連絡会の会員らが、呉市出身の絵本・紙芝居作家のよこみちさんの絵本、歯磨きがテーマの「あーんして ははは」と平和がテーマの「ふうちゃんのそら」の2冊を、プロジェクターを使い、手話を交えて絵本の読み聞かせをした。

手話で絵本を読み聞かせた後、クイズを楽しむ参加者ら
手話で絵本を読み聞かせた後、クイズを楽しむ参加者ら(撮影・山北)

 手話通訳者が、言葉だけでは伝わりにくい感情や場面などを豊かな表情と手ぶりで表現。子どもたちは、絵と言葉、視覚言語を通じて絵本の内容をしっかり理解し絵本の世界に入り込んでいた。最後にみんなで「あーんして ははは」を手話で表現したり、「金魚の歯はどこにあるか」などのクイズを楽しんだりした。
 イベントに参加した白石卓也さんは「雰囲気がとても温かく親子で楽しい時間を過ごすことができた」と笑顔。同館広報の桑原加奈さんは「絵本の世界を通して手話の楽しさを体験してもらえれば」と話していた。
 同館は、手話が言語であることを知るきっかけづくりとして、23日の日没後~午後8時、手話言語の国際デーのシンボルカラーであるブルーで同館をライトアップした。(山北)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

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