福祉や介護に関心を高めてもらおうと小学生と保護者を対象にした体験プログラム「ナゾときカイゴ探偵団」が11月24日、東広島市消防局で行われた。東広島市が主催で、今回が2回目。30人が参加した。
参加者たちは、高齢化社会や介護の仕事に関するミッションをクリアしながら介護の重要性について学んだ。実際の介護施設で働く職員から、食事や立ち上がりの際の介助を教わり、車いすの体験もした。イベントの最後は、児童から介護職員に質問する時間が設けられた。子どもたちは、介護の仕事をはじめたきっかけや、実際にお年寄りと接するときに気をつけていることなどを質問していた。
家族4人で参加した小学6年の西田匡伸さんは「立ち上がりのお手伝いは、コツがあって難しかったけれど、体験ができて楽しかった」とにっこり。母親の典子さん(44)は「将来どんな仕事に就きたいか考えるきっかけになったのではないか」と話していた。(山浦)