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環境問題について考える 東広島WLCが作文コンクール 市内の中学生10人表彰

  • 2025/01/07
表彰状とトロフィーを手に笑顔で記念撮影に納まる生徒ら
表彰状とトロフィーを手に笑顔で記念撮影に納まる生徒ら(撮影・山北)

 東広島市西条昭和町の東広島ウエストライオンズクラブ(島崎睦子会長)は12月5日、環境問題について考える東広島市中学生環境問題作文コンクールの表彰式を東広島商工会議所(同市同町)で行い、学校関係者や会員ら約35人が出席した。今回で27回目。
 市内の公立中学14校から2523点の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞9点の計10点を選び表彰した。

島崎会長(左)から表彰状を受け取る生徒
島崎会長(左)から表彰状を受け取る生徒(撮影・山北)

 最優秀賞に輝いたのは、市立西条中2年の東出美怜さんの「バイオエネルギーとその未来・・雑草の可能性」。東出さんは、雑草をエネルギー源として利用できないかと考え、雑草でバイオエネルギーの一つであるバイオエタノールを作る実験をした。雑草の代わりに廃棄野菜で発酵実験をして課題が見えたが、「酒の町西条の発酵技術を活用し新たなエネルギーを生み出す日が来るのではないか」とつづり、「循環型社会の実現に向け、廃棄されるものでも何かに役立たないかと興味を持ち積極的に行動していきます」と締めくくった。
 島崎会長は、表彰式で「環境問題に向き合う気持ちが、どの作品にも強く感じられた。これからも環境問題に取り組んでほしい」とあいさつし、受賞者に表彰状とトロフィーを手渡した。参加校を代表して市立西条中の金森信午教頭が「環境問題に向き合い、気づいたことなどを日常生活の中で生かし、環境保全に向けた行動につなげていくことを期待する」と述べた。

島崎会長(左)から表彰状を受け取る生徒
島崎会長(左)から表彰状を受け取る生徒(撮影・山北)

 同クラブは、次世代を担う青少年に環境問題に関心を持ち、環境保全への意識を高めてもらおうとコンクールに取り組んでいる。(山北)

【優秀賞】受賞者は次の通り(敬称略)。※順不同
金井厚季(西条3年)▽梶山紬希(志和3年)▽和田阜臥(志和2年)▽石川望実(志和1年)▽新宅嶺(豊栄2年)▽藤原帆乃香(河内1年)▽繁澤蓮(高美が丘1年)▽渡川瑞輝(福富2年)▽平川彩海(安芸津2年)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

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