西日本豪雨災害の犠牲者への鎮魂の祈りと復興への願いを込めた縁日が8月31日夕方、東広島市西条栄町の西条中央公園で開かれ、花火の形に並べられた手作りの「スマイルキャンドル」約2000個に明かりがともされた。
地域の人々や子どもたちに笑顔を取り戻してもらおうと東広島青年会議所が企画。広島大学キャンドルサークル・灯が協力した。
キャンドルは、A4サイズの画用紙をラミネートして円筒状にしたもので、市内の保育園・幼稚園に通う園児ら約1600人が、「笑顔」をテーマに絵を描いた。家族の顔や友達と遊んだときの様子など、子どもたちの日常にある笑顔の瞬間をキャンドルにした。
会場には同青年会議所が出店した、金魚すくいやヨーヨー釣りなどの屋台6店舗が軒を連ね、親子連れら約3000人でにぎわった。18時にキャンドルが点灯されると、自分が描いた絵を探す子どもたちの姿も見られた。
同青年会議所は、縁日での売上金約14万400円全額を、西日本豪雨災害の義援金として東広島市に寄付した。(茨木)