東広島市黒瀬町の金光酒造の8件と、同市安芸津町の榊山八幡神社の6件の計14件が、国の登録有形文化財(建造物)に登録されることになった。市教委では「貴重な建物の登録が市民の関心を高めるきっかけになれば」と話している。
金光酒造は1880(明治13)年の創業で市中心部から南西12㌔に位置する。8件は離れや瓶詰所、包装所、煙突など。離れは大正後期の建物で、主屋の南側に渡り廊下を介して建ち、磨き丸太の縁桁(えんげた)など数寄屋造りを取り入れている。
大正前期建築の瓶詰所と、明治前期建築の包装所は醸造施設の一部を構成する建物で、規模を拡大していった様子がうかがえる。昭和前期建築の煙突はイギリス積みのれんが造りで高さ12㍍、地域のシンボルにもなっている。
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