8月14日、東広島市鏡山で撮影
終日、木にへばりついているセミは、食事をどうしているのでしょう?正面から見ても何も分からないので、側面に回ってみました。木の表面を少しずつ移動していたセミは、ここぞという場所に来ると、脚の間に格納していた針を木の皮に突き刺します。5ミリくらい差し込むと、樹液の層に達します。たいていの昆虫は走り回ったり、飛び回ったりしてやっと食べ物にありつけますが、セミはじっとしたまま、ストロー(針)でジュース(樹液)を静かに飲むのが食事スタイルです。
(フォトリポーター 船越雄治)