東広島市西条本町の賀茂鶴酒造(藤原昭典社長)は、見学室直売所のリニューアルオープンから2020年10月7日で一周年を迎えるにあたり、原料米にこだわった記念限定酒の販売を10月1日から開始。
販売するのは、県立総合技術研究所農業技術センターが開発した酒米「広系酒33号」を原料に使った純米大吟醸原酒(720㍉㍑)4000円(税込み)と、広島県産の酒米「雄町(おまち)」を原料に使った純米大吟醸原酒(720㍉㍑)2500円(税込み)の2種類で、いずれもシリアルナンバー入り。
「広系酒33号」は精米歩合38%で、華やかな香りと雑味のない澄んだ味わいが特徴。300本限定で、見学室直売所で購入できる。「雄町」は精米歩合50%で、キレのいい澄んだ味わいが特徴のやや辛口。500本限定で見学室直売所と、同社のオンラインストア酒まつり特設ページで購入できる。
見学室直売所は、本社蔵・事務所の南西にある1号蔵の東棟と西棟の一部を改装して昨年リニューアルオープンした。酒造りを身近に体感できる展示コーナーや物販コーナー、プレミアム酒8種類の利き酒を楽しめる酒バー(有料)などを備える。
同社営業部広報課の太田裕人さんは「この一周年を機会に、地元東広島の人に訪れてもらい、日本酒文化を通して地域の魅力を発見してもらえたら」と話している。
見学室直売所は入場無料。営業時間は平日午前9時から午後6時、土日祝午前10時から午後6時。いずれも入場は午後5時45分まで。
問い合わせは、本社事務所 082(422)2122。