蝉が大合唱をはじめ、
外気温も30度オーバー、
いよいよ夏モード全開!
今週から東広島市内の小学生たちは
待ちに待った夏休みに突入!!
夏と言えば、
海や山や川、そして花火など楽しい光景が浮かんできます。
そ、し、て…。
忘れてならないのが、夏の風物詩でもある「怖い話」ですね~。
東広島の心霊スポットや東広島の幽霊など様々なうわさがある中、
今日は、そんな東広島デジタルのユーザーのために、
東広島周辺に住んでいる「妖怪」を探しに行ってまいりました!!
なぜに、妖怪にスポットを当てたのかと申しますとね。
さかのぼること7年前。
一人の若者が、東広島周辺で妖怪を探そうと躍起になっておりました。
その当時の新聞がこちらです。
子ども(読者)を楽しませるために、いろいろやっていたんですね。
時代は空前の「妖怪ウォッチ」ブーム!!
右を見ても、左を見ても妖怪がいた2015年。
「そんなわけあるかいっ!!」
んで、今回は、その妖怪たちに会いに行く。
そして、写真で2015年にタイムスリップしちゃいます♪
まずはこちら。
壁一面に大きな竜【三原市大和町】
三原市大和町箱川の「白竜湖」。大きな湖で釣りをする人も多い場所。こんなところに妖怪がいるんだろうかとふと目を遠くにやると、大きな白竜がこちらを見ているではないか。なるべく近くまで行き写真をパチリ。ここでは悲しい恋の伝説が残されていて、昔一緒にいることを許されなかった王子と姫が白竜になったと言われているんだ。怖かった白竜の目が帰りには少し悲しく見えたよ。
【2015年撮影写真・記事】
この写真、迫力がすげ~ね。
2015年は、壁際まで寄って写真を撮ったけど、
2021年夏には草が生い茂っていて、降りることが困難なので、
対岸にある「よがんす白竜」からパチリ。
【2021年】
迫力には欠けるけど、まだあの時のままの姿を現してくれていました。
ここから見ると、白竜湖というよりは、白竜草みたいな感じですね。
山を守る鬼の足跡【東広島市河内町】
次に訪れたのは、東広島市河内町戸野の「鬼の足跡」だ。鬼と聞いて震え上がった奴はいないか。400メートル以上の険しい山道を進むと、頂上が見えてくる。そこに足跡は確かに存在した。想像したより大きい足跡に少しびびったね。近くに住む福田さん(当時65)の話では、昔から鬼の伝説は語り継がれてきた。鬼がこの山を守っていたのかもと話していたよ。
【2015年撮影写真・記事】
は?これ何?
って思った人、手あげて~!!
こらこら、この足跡はすごく分かりにくいのよ。
そして、ここに辿り着くまでには相当大変 なんです。
2015年の時には、紙面上で伝えることはできなかったけど、
あれから7年の年月がたったので、
デジタルで記録を残すことに成功しました。
【2015年】
険しい…!!しかもこの道が400メートル続きます。
【2015年】
登り切った視界がこちら。
緑ばっかり(笑)
お世辞にも絶景とは言えません(笑)
足元を見ると、、、
【2015年】
鬼の足跡を発見。
「分かりにくい!!すごく分かりにくい!!」
当時、福田さんがいなければ、絶対辿り着かなかった場所(笑)
ちなみに、大きさはこんな感じ(手のひらサイズ)
【2015年】
思ったより、小さなサイズの鬼なのかもしれませんね。
そんな「鬼の足跡」は、大雨の影響で道が険しくなっているので、今は行くことが出来ません。
当時の写真で勘弁してね。
河童の大群出現(東広島市豊栄町)
最後は、「どんどん淵」がある東広島市豊栄町安宿に車を飛ばします。着いて耳をすませば、川の流れる音が聞こえてくる。ここにどんな妖怪が住んでいるのか。私が足を踏み入れるとすぐに河童の置物を発見、ここにも発見、こんなところにも。一体、何体の河童がいるのか。伝説ではこの淵から恵比寿様が現れてから、河童恵比寿として地域の人の信仰を集めているんだって。
【2015年撮影写真・記事】
2015年の写真を振り返ると、そこでは沢山の河童たちに出会えました。
【2015年】
木陰で休む河童とか、
【2015年】
縁結びの河童さんたちとか
【2015年】
祠(ほこら)のようなところにいる河童もいました。
【2015年】
駐車場には大きな河童が出迎えててくれたっけかな。
しかし、2021年の今では、そのほとんどを見ることができなくなっていました。
ただ、駐車場の彼(彼女?)はカラーを施してさらに元気な姿を見せてくれましたよ!!
この7年の間には豪雨災害もあったので、どこかに保管されているのかもしれません。
少し寂しい感じもしましたが、椋梨川を流れる音は心を穏やかにしてくれました。
間違いなく、東広島のパワースポットの一つと言っても過言ではないはず。
2021年のどんどん淵の入り口。
昔はこの時点から河童のモニュメントがたくさん見えたものです。
道の脇を流れる椋梨川。
川の流れる音が心地よいです。
一番奥の河童神社 お賽銭も入れられます。
※筆者は50円を入れてきました。
最後に、祠(ほこら)にいる河童に挨拶をしようと思ったその時、
急に木々のすき間から太陽の光が降り注ぎ、なんとも神々しい写真が撮れました!!
見て頂いて、わかるように、この写真一切の補正はしていません。
なんだか、心が温かくなりました。
きっと妖怪は、私たちの心の中にいるのかもしれません ね。
ここまで読んでくれたみなさんいも良いことがありますように。
(文・写真/Satoshi Hanzawa)