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議長人事の魔訶不思議

2021.06.28

恒例の東広島市議会の議長選挙が行われた。今回は5期目で70歳を越えたベテラン議員が議長に選ばれた。では、過去、議長にはどんな人が選ばれたのか。調べてみると、摩訶不思議なことが…。

 

 

 

上の表は平成の大合併以降に、議長に就任した人たちだ。そこで分かった面白いデータが、延べ10人の議長就任時点の平均年齢は65歳で、就任時の平均期数は5・2期という事実。つまり5期以上の当選を重ね、65歳を越えた高齢者でないと、議長職に就くのは難しいということだ。

 

もちろん、地方自治法上、議長になる条件(期数や年齢)を定めた条文は存在しない。裏返せば、意欲を持っている人であれば、1期目の若い人であっても議長になることはできる。では、なぜ高齢者ばかりが議長に選ばれるのか。

 

ある市議OBは①議会の人事は数合わせで決まること②議長になるには4期以上という暗黙の了解がある③議長の任期を2年間にしていること―の3点を指摘した上で、次のように説明する。

 

「東広島市議会の場合、過去、定数の過半数を超えるような大会派は存在したことがない。当然、議長になろうとしたら、所属会派以外の会派から協力を得ないと、議長選を勝ち抜くことは厳しい。他会派からの協力を得るときにポイントになるのが議員経験だ。当選回数の少ない議員には、議長は4期以上ということが大きな壁になっており、他会派の議員の協力を取り付けることを難しくしている。本来、地方自治法上の議長の任期は議員の任期の4年だ。ただ、議長になりたい議員は多く、4年ではなりたくてもなれないで引退する人が出てくる。論功行賞とはいわないが、2年にすることで多くの高齢議員に議長職を回す〈機会〉を増やすことができる」

 

議会の代表である議長は、市長とともに東広島市の顔だ。公用車が付くし、議員報酬も高くなる。「議会内だけの民主主義」で決めることが悪いとはいわないが、果たして市の顔としてふさわしい人物を決めているのだろうか…。

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