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お弁当は平和の象徴!? 前衛弁当がSNSで話題!!

  • 2020/09/18

 能面やムンクの叫びなどをモチーフにしたインパクトのある弁当を作るのは、イラストレーター兼デザイナーで東広島市在住のnancy(ナンシー)(本名:松浦美喜)さん(56)。夫のために作っている愛妻弁当をインスタグラムに投稿し始めると、「前衛弁当」として話題となり、フォロワー数は1万人を超えました。

 20年以上前から家族のために弁当を作ってきたナンシーさんが前衛弁当を作り始めたのは3年ほど前。インスタグラムを始めるタイミングでおしゃれな弁当を目指していたが、気付けば現在の形に。前日の夜にストックしてある材料や頭に浮かんだアイデアを基に弁当の準備をし、翌朝約50分かけて仕上げているそうです。

 

 

 写真のように、弁当の黒い部分はのりではなく、食用の竹炭パウダーを水に溶かし、オブラートに絵を描いたもの。それを弁当の食材に貼り付けていきます。ナンシーさんの夫は前衛弁当に慣れてしまい、少々では驚かなくなったといいます。前衛弁当であっても、毎日お腹を空かせて食べる弁当に変わりはなく、栄養バランスにも気を配っています。写真には写っていない、肉や野菜などが入った弁当も合わせて準備しているそうです。「お弁当は平和の象徴」と言うナンシーさん。今後は簡単にできるオブラートアートでおにぎり作りを子どもたちに教えたいと話す。(堀江)


ナンシー弁当

<nancyプロフィール>

広島県出身。東広島市河内町在住。広告物のイラストやデザインを手掛ける傍ら、アート作品や映画、著名人などをモチーフにした前衛弁当作家としても活躍。テレビ番組「松岡修造のくいしん坊!万歳」の企画、「輝け!くいしん坊映え大賞」で最優秀賞を受賞。昨年、山口県立美術館のCM用に洋画家・岸田劉生の「麗子像」をモチーフにした弁当を制作。放送され話題に。県内各地で順次パネル展を開催中。各種メディアで紹介され、国内外で注目を集めている。

 

 

 

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