全国の銘石がずらりと並ぶ、美しい日本庭園「仙石庭園」(東広島市高屋町高屋堀)。バーベキューサイトがオープンするなど、年々、進化していますが、「園内にお食事処がオープンしたよ」との情報が! さっそく取材に行ってきました。
本文でも紹介しますが、今回押さえておきたいポイントは以下の3つ!
ポイント①お食事のみの場合入園料は必要なし
ポイント②ランチは完全予約制
ポイント③ロケーションが最高
仙石庭園の中のお食事処「石庭」
2021年8月1日にオープンした「お食事処 石庭(せきてい)」。
仙石庭園の正門に向かって左側から入ります。
庭園に入る際は入園料(大人1000円)が必要ですが、お食事のみの場合は、左側にある橋を通ってお食事処「石庭」に入ると、入園料は必要ありません。
石庭の看板に書かれている矢印の通りに進みます。
このデッキをぐるっと奥まで進むと…
石庭の入り口です。ここでスリッパに履き替えます。
木のぬくもりにあふれた石庭の建物。特筆すべきはそのロケーションです。
窓の外は「もみじ園」が広がります。
こちら↓
青々としたモミジの葉が、まるで額に入った絵画のよう。
暑い日でしたが、涼しさを感じました。
外から見るとこちら。カウンターに座ると、池で泳ぐニシキゴイも鑑賞できます。
秋はモミジが色付いて最高だろうなぁ。
こだわりの親子丼
メニューは和食です。
こちら親子丼膳は小鉢、汁物、鶏の照り焼き、漬け物がセットで1000円(税込み)。
親子丼と照り焼きに使用しているのは地鶏。
だしの良い香りがふわ~と漂います。
親子丼は見た目以上にボリュームがあります。
今後、東広島こい地鶏を使用する予定で、現在準備中、とのこと。
地産地消ですね。楽しみ♪
満足度の高い天ぷら定食
こちらは石庭天ぷら御膳1500円(税込み)。
前菜とデザート(フルーツ)もセットです。
上品な前菜。一番右はトマトで、甘い味付け。一番左がもずく酢で、いろんな味が楽しい一皿です。
天ぷらのこのボリューム!
大きなえび天が3本も!
ご飯はおかわり自由だそうです。
デザートのメロンとブドウ。
前菜からデザートまでと、美しいロケーション。
天ぷら御膳1500円。
私個人の感想ですが、実際に食事をして、過ごしてみて、「満足度が高い」と感じました。
ランチは完全予約制
こちらが石庭のメニューです。
ここポイントです↓↓↓
食事は前日までの要予約。
毎週水曜日がお休み。
こちらの飲み物メニューは事前予約は必要ありません↓
ジェラート(バニラ)500円。おいしかったです。
これからも進化しそう!
仙石庭園の園主・山名征三さんにお話しを聞きました。
お食事処の設置について、前々からお客さんからの要望があったことと、次のような思いからだと言います。
「日本庭園は素晴らしい日本文化ですが、敷居が高いと感じる人もいます。
食文化と庭園文化を結び付けることで、たくさんの人に、気軽に日本文化の素晴らしさに触れていただきたいと思っています」
また、今後、庭園内や庭園の近くで畑と養鶏をする計画とのこと。
「野菜と地鶏と卵を生産し、収益を上げることで、持続可能な庭園にし、500年、1000年先まで残る庭園にしたいと考えています」と話しています。
どんどん進化してきた仙石庭園。
ここで育てた野菜や鶏肉や卵が、「お食事処石庭」で出されるのは、そう遠くはなさそうです。
石庭のカウンター席からの眺め。ニシキゴイとスイレンがなんとも優雅
住所
営業時間
水曜日
文・写真 Reiko Hashimoto