1/2

(THU)

【食リポ】「旨ろやか」な黒瀬のとんこつラーメンにハマる!珍豚香で冬に食べたい絶品ラーメン!

  • 2024/12/30

2024年12月某日。
少し前まではそうでもなかったのに、次第に布団から出ることが難しくなる気温になってきました。そんな時期には温かいラーメンが食べたくなります。
今回ちょっと遅いお昼ごはんに訪問したのは「珍豚香 黒瀬本店」でした。

目次

目次

 

目印は「珍豚香」の赤く鮮やかな建物

珍豚香黒瀬本店は国道375号線沿い、西条側からだと黒瀬川を渡ってすぐ左側にあります。
「珍豚香」の看板と赤い建物が目に鮮やかに飛び込んできたら左と覚えておいてください。
お店の前には13台ほどの車が停められる駐車場があります。
実は375号線沿いにある「珍豚香 黒瀬本店」は通るたびに気になっていたのです。
今回はお昼にコンビニで肉まんを食べて飢えをしのいだものの、満足感が足りないと思っていた矢先に目の中に飛び込んできた「珍豚香」看板と鮮やかな赤い建物。
考えるよりも先にハンドルを切り、気づけば駐車場に停車しておりました。

素敵な笑顔をごちそうさま。

エアコンの効いた車から出て寒い駐車場を歩き、ほっこり暖かな店内にすべり込みます。
「いらっしゃいませ!」と元気に笑顔の素敵な店員さんが挨拶をしてくださいました。
お食事の前に素敵な笑顔をいただきました。ごちそうさまです。

木の温かみを感じる店内

店内を見渡します。
木の温かみを感じさせる清潔感の漂う内装には、カウンター席が10席、4人用テーブルが5つあり、通路も歩きやすいスペースが保たれています。
訪問した時間は平日の14時ごろ。お昼過ぎで閑散とする飲食店も多い時間帯なのにもかかわらず、全テーブル席にお客さんが着座しているほど繁盛しています。

メニューが豊富すぎて迷子になる

テーブル席に座り、ラーメン♪ラーメン♪独りでラーメンを小声で連呼しながらメニューを手に取ります。
冒頭で語ったとおり、寒い時期には温かいラーメンが食べたいのです。
で・す・が、メニューを開いて動きが止まりました。
参った。
予想以上にメニューが多い。しかもどれもおいしそう…

ここはやはり定番王道の黒瀬のとんこつラーメンにするべきか?
黒瀬の“味噌”とんこつラーメン、寒い時には味噌もいいよねー。
あっさり黒瀬の“塩”ラーメンも捨てがたい。
え、なに?黒瀬の“黒”ラーメンなるものもあります。デトックス効果も期待できるとか。

黒瀬のとんこつラーメン
黒瀬の味噌とんこつラーメン
黒瀬の塩ラーメン
黒瀬の黒ラーメン

ページをめくると出てくる出てくる新たな発見。
ラーメン以外にもいろいろな定食もありました。
そう、ワタクシ誤解しておりました。
「珍豚香 黒瀬本店」は、単なるラーメン屋さんではなく、これはもうラーメンレストランなのです!

絶品!とろける麻婆豆腐定食
アジフライ定食
芳醇!さっぱり黒酢酢豚定食
やわらか生姜焼き定食

さてメニュー選びに戻ります。
定食まで候補に入れ始めると選びきれなくなりそうなので、今回は定食を候補から外します。
そうです、そもそもお昼にはコンビニの肉まんを食べちゃっていますからね。

どのラーメンを食べるべきか悩みに悩んで決定。
元気よく手を上げて店員さんを呼びます。
「ご注文は何にいたしますか?」と店員さん。

「黒瀬のとんこつラーメンを一つ」

まずは定番、黒瀬のとんこつラーメン!

結局今回注文したのはズバリ!珍豚香黒瀬本店の定番中の定番メニューである「黒瀬のとんこつラーメン」でした。
そうド定番の超王道ですが、やはり最初は一番の王道を歩むべきだと、考えに考えて360度一周回って出た結論です。
その他のラーメンや定食は、またの機会に。

無料トッピングは全部盛りで!

「無料のトッピングで、高菜、紅生姜、ゴマはいかがなさいますか?」と店員さん。
「全部ください」食い気味に返事。

いや決して「もらえるものはもらっておこう」などという食い意地だけの答えではなく、しっかりと考えがあっての注文です。

注文を終えた後、何気なく店内に流れている音楽に耳を傾けると、珍豚テーマソングなるものが流れていました。
小気味の良いリズムでわくわく感のある曲です。
お店に来た際には、店内の音楽にも耳を傾けてみてくださいね。

ラーメン到着、心もホクホク

珍豚テーマソングの軽快なリズムに乗って軽く体を動かしていると、ついに黒瀬のとんこつラーメンが着丼です。

「そうそうこれこれ、待ってました!」
いや時間としてはそんなには待ってはいないけれど、気持ち的にね。
一緒に無料トッピングの、高菜、紅生姜、ゴマも到着です。

まずは丼を下からすくうように両手を添えて持ち上げて、その香りを楽しみます。
とんこつラーメンから連想されるのは、やはりとんこつ独特の臭みですよね。
あの臭みが苦手でとんこつを敬遠する人もいると思います。
しかしながら、珍豚香の黒瀬のとんこつラーメンからはあの独特の臭みは一切感じられません。スープからはおいしい匂いだけが鼻に届きます。

スープは驚きの「旨ろやか(うまろやか)」

レンゲでスープをひとすくい。
その白濁したスープにまるで吸い込まれるように口をつけました。
口の中に広がるとんこつの旨味。
コクがあるのにまったくくどくもなく、スープがのどを通り抜けたあとから感じられる後味は、ほんのりとした甘み。
このスープを端的に表すとするのなら「旨くて、まろやか」。
略して「旨ろやか(うまろやか)」です。

ここで麺を…といいたいところで、個人的な好みに走ります。
まず手を伸ばしたのは机に置いてある「おろしニンニク」。こいつを2サジほど投入。

旨ろやかに、にんにくパンチ!

おろしニンニクを入れることで、旨ろやかにガツンとしたパンチが加わります。(※ニンニクはクセが強いので要注意)
ラーメンの中央には「紅生姜」をちょーんと乗せ、その上から「ゴマ」をゴリゴリとすりながらかけます。
麺を食べているときに、ゴマの風味と紅生姜の酸味と辛味、そしてその食感とときどき出会うことで、ラーメンの味に単調ならざる幅をもたらせます。

個人的好みの準備が整ったところで、ようやくお箸で麺を持ち上げ口へと運びます。
ひとたび口に入れたが最後、黒瀬のとんこつラーメンを一心不乱に、麺・麺・スープ・麺・麺・スープとリズムよく口に運びます。

チャーシューは2枚しかないので、ここぞというタイミングで麺とトッピングのチャーシュー巻きにして一緒にいただきます。
そして、麺を口に運び始めて半分程度まで食べたところで一旦麺を口に運ぶのをストップ。

注文時に頼んだ無料のトッピング。
「紅生姜」と「ゴマ」は食べ始め早々に投入しましたが、あと一つまだ使っていない無料トッピングがありました。
そう、それは「高菜」。
麺も残り半分を迎えたころに、味変のために満を持しての投入です。

味変の高菜で、2発目のパンチ!

塩味の効いた高菜が、今までの味に慣れてきた口にガツンとした2発目のパンチを加えてくれるのです。

高菜を加えた後半は、もうノンストップで麺をいただきました。
あまつさえ、いろいろなパンチを効かせたスープはまた格別の味で、気が付けばスープも全部飲み干す始末。

基本的にラーメンのスープにはそれなりに多くの塩分が含まれております。
日本は世界の中でも塩分摂取量が多く、平均すると日本人男性が11g、日本人女性9.3gほど摂取しているとのこと。
5年毎に厚生労働省から発表される「日本人の食事摂取基準2020年版」(※試用期間:令和2年度から令和6年度)によると、成人男性の一日当たりの目標量は、7.5g未満、女性は6.5g未満。
欧米諸国の塩分摂取量は、アメリカ合衆国 9.0g、イギリス 8.0g、フランス 7.5g、オーストラリア 6.2gとなっており、やはり日本人は基本的に塩分を取りすぎの傾向があるのです。
さらに実は『WHO(世界保健機関)』の定めた食事摂取基準では5g未満が目標値なのです。

▲厚生労働省平成30年『国民健康・栄養調査』 より引用

世界各国男性女性
アメリカ合衆国9.7g7.5g
ドイツ8.8g6.3g
韓国8.9g6.5g
オーストラリア7.1g5.3g
WHO(世界保健機関)の目標値5.0g 未満5.0g 未満

つまり何が言いたいかというと、普段は塩分過多を気にしてスープの全飲みは控えているのにもかかわらず、黒瀬のとんこつラーメンはそれを忘れてしまうほどおいしくいただくことができたのです。
そして普段ならスープを飲んだ際にやってくるのは飲んでしまったことへの後悔です。
しかしながら「黒瀬のとんこつラーメン」の場合、口の中に広がり残る「旨ろやか」な後味が、後悔どころか幸せを感じさせてくれるのでした。

たった一つだけ心残りがあるとするならば、替玉を注文しなかったこと。
お昼に肉まんを3つも食べてなければ、2つまでにとどめておけば迷わず替玉を注文したのに…

替玉を我慢したけど次回は…

最後に水を飲み席を立ちました。セルフのレジでお金を払います。
「ありがとうございました」と店員さんの気持ちの良いあいさつに「ごちそうさまでした」とお礼を言いながら店のドアを開けました。
寒い駐車場に出て、足早に車に乗り込みエンジンをかけます。
ラーメンレストランである「珍豚香 黒瀬本店」にはまだまだ多種多様なメニューがあります。
次に来たときには何を食べようかなーとワクワク想像を膨らませつつも、左右をしっかり確認してから駐車場から国道375号線へ出るのでした。

ラーメン本舗 珍豚香 黒瀬本店 店舗情報

【電 話】082-382-0222
【平 日】11:00~15:00 / 17:00~23:00
【土日祝】11:00~23:00
【休 日】不定休

メニューなどの詳細は以下のリンクから

アイキャッチ

ラーメン本舗 珍豚香 黒瀬本店

【住 所】広島県東広島市黒瀬町菅田375−17

記者の画像

東広島デジタル編集部

東広島のさまざまなニュースや話題を毎日配信するWEBサイト「東広島デジタル」の編集部。

人気の店のお得情報から東広島での生活に役立つ情報まで幅広くお伝えします!

おすすめ記事

新着記事