竹原市のたけのこをブランド化し、町を盛り上げようと立ち上がった「竹原ブランド委員会」はこのほど、快挙を成し遂げた。開発した新商品「たけのこピクルス」が全国各地の企業・団体の参加するイベント「第９回グルメ＆ダイニングショー春２０１１」の新製品コンテストフード部門で堂々の大賞を受賞。
「たけのこピクルス」は、ゆずがきいた和風の「ホワイト」、酢にワインを加えた洋風の「ワイン」の２種類。一気に注目の的となった新商品。国際線のファーストクラスや首都高速、ネット通販など全国各地からサンプルの取り寄せや問い合わせが殺到した。
東京で開かれた商談会「feelNIPPON」への出店は、１年間におよぶ「地域資源∞全国展開プロジェクト」の集大成。何度も会議や試食を重ね、磨きをかけてきた商品が全国で認められた。
平成２３年度は商品化に向け本格的に動き出す。「市内にたけのこの水煮加工施設がないのが課題。また、価格の設定やメーンターゲットをどうするかなどソフト面の調整も必要」と田中さん。全国からの注目度が急上昇なのは確かで、今後の取り組みに期待がかかる。（上田愛）
