東広島市八本松町原の木村哲也さん(46)は、「2022JTUトライアスロンエイジグループ・ナショナルチャンピオンシップシリーズ(スタンダード)」の年代別(45~49歳部門、967人)で日本ランキング7位に入り、10月30日に宮崎県宮崎市で開かれた「第3回日本エイジグループ・トライアスロン・ナショナルチャンピオンシップ」(日本選手権)に初出場した。(山北)
トライアスロンは水泳1.5㌔、自転車40㌔、ラン10㌔の計51.5㌔の総計タイムで競うハードな耐久競技。日本選手権には全国から204人が出場し、結果は年代別で15位だった。木村さんは「スタート前はわくわくし、全国大会のステージに立てたことに感動した。子どもと全力で遊ぶため、5年前、次男の誕生を機に大好きな酒をやめたのも好調の要因だ」という。元気の源は「我が子」と笑顔。
トライアスロンを始めたのは8年前。家庭を最優先していることから土日は家族と過ごし、仕事前や昼休憩など隙間時間を有効に使い集中してトレーニングに励んできた。トライアスロンを始めて、生活習慣が整い健康になったという。本業は建築家。住む人が笑顔になれる空間を届けたいと、2008年に建築設計事務所を立ち上げた。住宅設計や店舗のデザイン、古民家改修などの仕事と子育てを両立し、家族の応援を背に受けながらトライアスロンに挑戦している。「トライアスロンを続ける原動力は家族」と笑顔をのぞかせながら、今後の目標として「全国大会で表彰台に立つ姿を家族に見せること。ハワイのアイアンマンに出て、本当の鉄人になること」を掲げる。
モットーは「あとで後悔するより、失敗してでも挑戦する」。これまでも青年海外協力隊として活動するなど、さまざまな事にチャレンジしてきた。「これからも仕事やトライアスロンに全力投球」と力を込めた。