3月5日に東京国際フォーラムで開催された「2022年度全国選抜小学生プログラミング大会」で、広島県代表の堀田奈音(ほりた なおと)さん(12)=当時東広島市立三ツ城小6年=がグランプリに輝いた。(林)
グランプリを受賞した作品は、子どもにおすすめの本を自動で選んでくれるアプリケーション「よんでみん?」。インターネット環境があれば、誰でも使うことができ、文字入力が不要。使いやすさと、本の検索結果がユーザーの求めているイメージとぴったり一致することが最大の特徴だという。
堀田さんがプログラミングを始めたのは、保育園年長の時にテレビでロボットを動かす番組を見たことがきっかけ。その後、年長からプログラミング講座に通い、小学校6年の9月まで受講した。現在は独学で勉強している。
「開発したアプリは当初、小学生向けと考えていたが、読み聞かせボランティアや、保育士などにも好評で、幅広い人に広がり始めている。将来は科学者になりたいと思っていたが、今回、受賞したことで、プログラミングやものづくりの仕事にも興味が湧いて、迷っている」と目を輝かせていた。
東広島市の図書館では「よんでみん?」を紹介するポスターの掲示やリーフレット配布を行っており、一般ユーザーのアクセスは1万8000件以上で、ログインユーザーは120人を超えている。
堀田さんが制作したアプリケーション「よんでみん?」
https://yondemin.pythonanywhere.com/yondemin/