東広島市社会福祉協議会や同市志和町の住民たちでつくる志和町支え合い会議は2月25日、志和中学校体育館(同町志和西)で「国際交流会in志和」を開いた。同町では、2020年にベトナム人技能実習生の乳児遺棄致死事件が発生。それを機に、志和地区の住民と外国人とのつながりを深めようと開催を始めて、今回で3回目。
交流会には、同町で介護や製造分野の技能実習生として働くベトナム人や中国人など約40人と、地域住民約50人の計約90人が参加。参加者は7グループに分かれ、出身地や好きな食べ物を紹介し合ったり、風船をうちわであおいでゴールを目指すゲームをしたりして交流した。
志和町支え合い会議メンバーの井藤大作さん(48)は、「外国人技能実習生も同じ地域の住民。仲良くなっておけば、もし災害が起きても声掛けをしやすい。町内で出会っても『おう!』と気軽にあいさつできる関係を目指したい」と話していた。
(平田)