東広島市立美術館(同市西条栄町、松田弘館長)で、市制施行50周年記念第36回現代絵本作家原画展「よこみちけいこ―日々のたからもの」が開かれている。
よこみちけいこさんは呉市出身の絵本・紙芝居作家。呉空襲の被災女性に取材した『ふうちゃんのそら』や生活の知恵が詰まった『ひいばあちゃんのおおそうじ』などの絵本を出版。これらを含むデビュー作から最新作までの原画130点が展示されている。
今回の展覧会のために制作された東広島市発祥の西条柿が主役の描き下ろし絵本『かきのみぼうや』の原画展示や、東広島市の9つの町について遊びながら楽しく学べる「東広島まんきつすごろく」で遊べるコーナーがある。プレイベントで東広島の子どもたちと制作した絵画も展示されている。
7月30日に行われた内覧会で、よこみちさんは「『東広島まんきつすごろく』や『かきのみぼうや』などから東広島市の魅力や良さに気付いてもらい、日常生活の中に隠れている宝物を見つけて、楽しんでもらいたい」と話していた。
会期は9月29日まで。9時~17時(入館は閉館30分前まで)。休館は月曜日。会場内一部を除き、撮影可能。観覧料は、一般800円、大学生500円、高校生以下無料。
8月3日には「よこみちけいこ×朝川照雄トークイベント」(当日先着順、参加無料)、8月17日にはよこみちけいこさんのデビューまでの話や絵本づくりの難しさなどの話しが聞ける「よこみちけいこトーク&サイン会」(8月2日までに要事前申し込み)など関連イベントも盛りだくさん。