第10回東広島市長杯車いすテニス大会(東広島市テニス協会主催)が7月15日、東広島運動公園テニスコート(同市西条町田口)で行われた。広島、岡山、愛媛など5県からABクラス10人、Cクラス10人計20人がダブルスで参加。
開会式では、同協会の佐々木正博会長が「多様性を受け入れ互いを尊重し支え合う、地域共生社会づくりの一助となるような大会になれば」とあいさつ。続いて選手2人が宣誓した。
試合では、選手の力強いサーブやパートナーと息を合わせて打ち合うラリーなど、競技用の車いすとラケットを巧みに扱い、相手のコートにボールを打ち返していた。
5年前から車いすテニスを始めたというBTWTC所属で同市の井脇吉淳さんは「パートナーが強かったので安心感があり、ボールをしっかり打つことができた」と笑顔だった。
大会には、広島大や近畿大付属広島高東広島校などから約30人のボランティアが参加して大会を支えた。
車いすテニスは、健常者のテニスと同じルールで行われているが、打球を打ち返せるのは、ツーバウンドまで認められている。同大会には、健常者も車いすで参加した。(山北)