近畿大工学部(東広島市高屋うめの辺)は、地域課題の解決を目指す東広島市・近畿大学Town&Gown(タウン・アンド・ガウン)構想の新たな取り組みとしてかやぶきCOMMON(コモン)プロジェクト事業を始動し7月27日、キックオフイベントを志和堀地域センター(同市志和町志和堀)で開いた。同事業は、同町の地域資源であるかやぶきの存在を広めることが目的。
1部では、かやぶき古民家の保存再生活動や文化財としてのかやぶき文化についての講演があり、約30人が参加。2部では、かやほうきを作るワークショップが行われ、約20人が参加。講師は、同町の櫻井紫地域おこし協力隊員が務め、地域の伝統技術を伝えた。市立志和小3年の手塚紘生さんは「作ったほうきで玄関を掃除する」と笑顔だった。(山北)