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「子宮頸がん」年間で3000人死亡 ワクチン接種を呼び掛け 

  • 2024/08/29
「子宮頸がん」ワクチン接種を呼びかけ
講演前の様子(撮影・𦚰)

 子宮頸がんをテーマにした市民公開講座が8月4日、東広島商工会議所会館(東広島市西条中央)で開かれ、市民ら約60人が会場とオンラインで聴講した。東広島市と東広島地区医師会(山田謙慈会長)の共催。HPVワクチンの接種機会を逃したキャッチアップ接種対象者(1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性)が、2025年3月末で無料接種の対象外となるため、啓発の一環として開いた(※1回目の接種は9月末まで)。

「子宮頸がん」ワクチン接種を呼びかけ
子宮頸がんの現状や予防について講演するいまじょうクリニックの今城院長(撮影・𦚰)

 第1部は、いまじょうクリニック(同市高屋町)の今城雅彦院長が子宮頸がんの現状や予防について講演。子宮頸がんは、年間で約1万人が罹患し、約3000人が亡くなっている。20~30歳代の若い世代に最も多いがんで、9価ワクチン(2~3回接種)には80~90%予防効果があることなどを説明。また、子宮頚がんの定期検診の必要性についても訴えた。

「子宮頸がん」ワクチン接種を呼びかけ
ワクチンの有効性や安全性を説明する長崎大学大学院の森内教授(撮影・𦚰)

 第2部は、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の森内浩幸教授が、ワクチンの歴史、有効性や安全性を分かりやすく説明した。
 小学6年から高校1年の女子は、子宮頸がん予防のHPVワクチンを無料で接種できるが、自費では10万円ほどかかる。(𦚰)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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