東広島市西条町寺家、元小学校校長の宮丸伸恵さんが文をつづった、絵本「巣立つ日まで」が文芸社から出版された。
宮丸さんは、心に深く残った約2年前の出来事を記録に残しておきたいとペンを執った。巣ごと地面に落ちてしまったツバメのひなたちが、けなげに生きようとする姿を描いた。宮丸さんはペンを執りながら、ひなたちを温かく見守り続けた。
宮丸さんは「この物語は、自分が支えられている原風景の一つ」と目を細めながら、「ひなの姿に生命の強さやつながりを感じ、深く感動した。日々を大切にしながら一生懸命に生きていくことが大事ということを伝えたかった」と話していた。
絵本はB5番上、32ページ。絵は東京在住のイラストレーター、サトゥー芳美さんが担当した。税込み1296円で、啓文社西条店、フタバ図書八本松店、森書店などで取り扱っている。インターネットでも購入できる。
(石田)