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(THU)

高い精度で視力の異常を発見 屈折度測定器で視力検査

  • 2021/06/02

屈折度測定器で視力検査を受ける幼児

 

東広島市は昨年7月から、視力の異常を高い精度で発見できるスポットビジョンスクリーナー(屈折度測定器)による視力検査を、3歳児健康診査の中で行っている。3歳児健診での屈折度測定器の導入は県内で初めて。

 

子どもの視力は、6歳までにほぼ完成するといわれており、視力の異常がある場合、早期発見・治療が重要になる。このため、市では専門医でなくても視力検査のできる同測定器が開発されたのを機に導入を決定した。検査方法は、カメラのような機器を数秒見るだけ。近視、遠視、斜視などの異常を高い精度で発見できる。導入前は、目の精密検査が必要とされる子どもは年間25〜40人だったが、導入後は、4カ月間で59人が精密検査を必要と診断され、早期発見・治療につながっている。

 

子どもが検査を受けた安芸津町の柴田香菜さんは「子どもが嫌がらずに検査できた」と喜んでいた。市こども未来部の長原みどり母子保健係長は「今後は、屈折度測定器で視力検査を受けていない年少から年長の幼児の視力検査をする機会も検討している」と話していた。
(石田)

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