新酒の出来栄えを競う第67回西条清酒品評会が3月20日、東広島市西条町御薗宇のグランラセーレ東広島で行われた。賀茂鶴酒造御薗蔵の新酒が最優秀を受賞。同蔵の友安浩司さん(52)が最優秀の蔵の杜氏として表彰された。友安さんは5度目の受賞となった。
西条酒造協会に所属する6社11蔵から計21点の新酒が出品され、9人の審査員が味や香りなどを審査した。御薗蔵の新酒は、味と香りがうまく調和されていることが評価された。
審査委員長の広島国税局課税第二部鑑定官室の小山淳鑑定官室長は「今年は度々寒波に見舞われ、もろみの冷え込みに気を付け、発酵に適した温度を保つという難しい条件での製造だった」と振り返った。友安さんは「蔵の人たちのおかげ。寒さに対する温度管理が苦労した」と話していた。
(石田)