高齢者でも飲み込みやすいメニューを学ぶ講習が3月18日、東広島市河内町中河内の河内保健福祉センターで開かれた。地域の小学生からお年寄りまで約30人が参加。物を飲み込む動作「嚥下(えんげ)」のメカニズムを学び、かみ切りやすいフルーツ大福を作った。
広島国際大学医療福祉学部医療福祉学科の津村弘子助教が指導。参加者は5グループに分かれ、だんごの粉で皮を作り、あんとイチゴやバナナを包んで大福を完成させた。
参加した渡辺昌子さん(76)は大福を食べ、「皮が喉に付かない。家でも作ってみたい」と笑顔。
講習は、介護予防の促進を図る「こうち元気!いきいき!!プロジェクト」の一環。自治組織「you愛sunこうち」、広島国際大学、市社会福祉協議会河内支所、河内地域センターが協力・連携し、昨年4月から1年間、取り組んできた。
(橋本)