東広島市の4大学の学長が3月26日、東広島市役所に集まり、高垣広徳市長や津森毅教育長たちと懇談会を開いた。
広島大の越智光夫学長、近畿大工学部の野村正人学部長、広島国際大の焼廣益秀学長、エリザベト音楽大の川野祐二学長が出席。懇談会は、2008年に締結した「東広島市と大学との連携に関する協定書」に基づき開かれ、今回で8回目。
懇談会では、教育分野における大学との連携について、津森毅教育長が東広島市の小・中学校の学校教育の方向について説明。新たな方向性として世界標準の教育を挙げ、「小・中学生が大学のキャンパスに行く、最先端の学びに触れる機会などをつくれたら」と提言した。越智学長は「東広島市で学べて良かったと思うような教育を提供することが大切」と話し、焼廣学長は「子ども向けの職業体験講座で、材料費などの支援があればもっと取り組みやすくなる」と示した。
高垣市長は「小学校から連続して大学につながる仕組みをつくれたら」と話した。課題として、大学に行くプロセスや、具体的なカリキュラムを提案することなどの意見も出され、連携して取り組んでいくことを確認した。
(石田)