JR西高屋駅近くにある「還暦サロンきづき」の利用者が3月24日、延べ1万人に達した。60歳以上の人を対象にした常設サロンで、おととし11月にオープン。高屋地区内外の人が訪れ、おしゃべりをしたり、囲碁や将棋をしたりと思い思いに過ごす。地域を越えた交流する場となっている。
サロンは10時〜19時、ほぼ毎日営業し、コーヒーやむすびを250〜300円で提供。ボランティアスタッフが交代で調理と接客を担当している。
外出に消極的なお年寄りが集いやすい場にしたいと、高屋町宮領の大谷忠幸さん(59)が開設。「多くの人に利用してもらってうれしい。人と関わることが元気の源だと実感している」と喜ぶ。
利用者で、高屋町大畠の山田真澄さん(71)は「さまざまな人とたわいない話ができるのがいい」、スタッフの室岡浩子さん(73)は「ここの当番は生活の張り。利用者の皆さんに教わることも多い」と笑顔だった。
(橋本)