難民問題に理解を深め、身近に捉えてもらおうと、国際協力機構(JICA)中国が6月5〜18日の2週間、ひろしま国際プラザ(東広島市鏡山)内のバイキングレストラン「ラコルト」で「難民の故郷の味フェア」を開催している。
期間中は、難民を多く出しているパキスタンやスリランカ、イランなど7カ国・地域の郷土料理を日替わりで紹介。
メニューは、スリランカの豆カレー「パリップ」や「エチオピア風いんげんと人参の炒め物」など約10品。通常のエスニックバイキングのメニューと共にランチ・ディナーで1、2品ずつ提供。
レストラン内には、日本国内の難民サポートを行う認定NPO法人「難民支援協会(JAR)」の活動を支援する募金箱も設置。レストラン前には、難民に関するミニ展示もあり、来店客は足を止めてパネルに見入っていた。
JICA中国市民参加協力課の新川美佐絵主事は「日本も世界とつながっていて、難民が来ていることなど、世界の問題や途上国の現状を食を通じて広く知ってもらえたら」と話していた。
「難民の故郷の味フェア」期間中の日替わりメニューはJICA中国のホームページで確認できる。
(茨木)