文化庁の2018年度の日本遺産認定がこのほど発表になった。「吟醸酒発祥の地 東広島」をテーマに認定を目指していた東広島市は、認定されなかった。
日本遺産は、自治体が主体となって地域に点在する遺跡や建造物、伝統など有形、無形の文化遺産を物語として捉え文化庁に申請、認定する制度。15年度から始まった。
今回は全国から76件の申請があり、13件が認定された。県内では4件の申請があり、福山市の鞆の浦を物語にした「瀬戸の夕凪が包む 国内随一の近世港町」が選ばれた。今回を含め認定件数は67件となった。文化庁では、20年度までに100件程度に増やす方針。
市教委文化課では「なぜ選ばれなかったのかを、国に聞き取りを行い分析した上で、次年度以降、申請するかどうかを決めたい」としている。
(日川)