東広島市西条町大沢、市立向陽中学校で7月3日、総合的な学習の時間を使って「達人から学ぶ会」が開かれた。1年生150人が市内外から訪れた12の和文化(琴、華道、竹細工、建築、和食、酒造など)の達人から、礼儀・作法やそれぞれの文化の歴史などを学んだ。
生徒たちは6班に分かれ、各グループとも2つの和文化について担当の達人から話を聞き学習。琴では、講師の恵谷美紀子さんが、琴の歴史や奏法について説明した。尺八では講師の森岡奏山さんが、尺八の音の出し方や吹き方のこつを伝授。「関心があればどんどん伸びる。チャレンジすれば何でもできるようになる」と生徒にメッセージを送った。
和食と尺八を学習した木原智果子さんは「日本の文化に触れて、奥深さを知った。もっと知りたいと思った」と笑顔だった。
同校では、生徒に「礼儀やマナー」「集中力や我慢強さ」「相手を思いやる気持ち」を育んでもらおうと、平成15年から和文化学習に力を入れている。
(茨木)