東広島市西条中央の市立三ツ城小学校でこのほど、1年生を対象にした交通安全教室が開かれた。同小の校区内には西条市街地循環バス(愛称・のんバス)が走行することから、同小と市がバス会社、東広島警察署へ協力を要請して開いた。
子どもたち120人が参加。安全教室では、児童がバスの車体付近に並び、運転席に座った同校職員がサイドミラーの死角を確認し、背が低い歩行者はサイドミラーに映りにくいことを伝えた。また、オーバーハングといい、右折左折時に車体後方が外側に大きく膨らむことや、内輪差で車体に巻き込まれる危険性があるという大型車の特性を子どもたちに伝えるため、風船を詰めた段ボール箱を歩行者に見立てて実演した。
その後、児童は2グループに分かれてのんバスに試乗し、降りる前に左右を確認するなどの指導を受けた。
同校の小川寛教頭は「子どもの大切な命を守りたいという気持ちは皆一緒。今後も周囲と連携して、児童の安全対策に取り組んでいきたい」と話していた。
(村岡)