東広島市安芸津町の県立豊田高は8月2日、市立風早小の高学年を対象にシーカヤック体験会を初めて開いた。
児童6人が参加。同高のシーカヤック部員6人がインストラクターとなった。部員は、2人乗りのカヤックに児童と一緒に乗り、後ろから、パドルのこぎ方などをアドバイス。児童たちは、同高近くにある龍王島の周り約5㌔の海上で、シーカヤック体験を楽しんだ。
参加した惣明花恋さん(11)は「パドルを回すのは力がいるけど、楽しかった。また、シーカヤックに乗りたい」と笑顔。同高シーカヤック部の山根美月さん(16)は「地元の高校の良さ、シーカヤックの楽しさなどを小学生に伝えたかった」と話していた。同高の吉迫基全教頭は「地域の小学生、高校生が、力を合わせてやり遂げる経験は、これからの地域においてエネルギーになる」と力を込めた。
シーカヤック部員は現在16人。昨年度末からは、さまざまな大会にも参加するようになった。
(石田)