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六方学園に送迎用車両贈る 産婦人科医発案 おぎゃー献金基金で

  • 2020/12/04

 公益財団法人「日母おぎゃー献金基金」(東京)がこのほど、障害児(者)支援施設「六方学園」(東広島市西条町田口)に通学用送迎車両の購入費用として250万円を贈呈した。

9月16日には同学園で贈呈式が行われ、同基金の田中政信専務理事が、同学園の田中久喜理事長に目録を手渡した。購入された車両は10人乗りのトヨタのハイエースで、入所する児童8人を小学校へ送迎する際などに活用していく。

 「おぎゃー献金」は、1963年に鹿児島県の産婦人科医が発案した、心身障害児を支援する運動。今年で55年目を迎えた。全国の産婦人科医院やクリニックなどを通して献金を募り、主に心身障害児施設や予防療育の研究分野に助成している。今年度は約5000万円を、全国16の施設や10研究機関に贈呈した。

 広島県産婦人科医会で「おぎゃ―献金」を担当する西条ときわクリニックの山本雅子副院長は「多くの人に基金の存在を知ってもらって、困っている人を自然に支援ができる気持ちを持ってもらえたら」と話していた。献金は産婦人科医院などに設置された募金箱や、郵便振替などで行える。詳しくは同基金のホームページに掲載。(茨木)

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