自転車で山岳コースを駆け上がりタイムを競う「板鍋山ヒルクライム」がこのほど、東広島市豊栄町の板鍋山で開かれ、県内外から98人が出場した。レンタサイクル店を営む自転車くらす(豊栄町清武)とサタケなどでつくる板鍋山ヒルクライム実行委員会が、地元を盛り上げようと初めて開いた。地元住民約30人もボランティアとして参加した。
コースは、板鍋山登山道入り口から山頂までの3kmで、標高差は320m。平均斜度10.7%のハードな上り坂を、9歳から64歳までが、一般の部やマスターズなど5部門に分かれ挑戦した。終盤の500mには、斜度20%を超える難関が待ち構え、選手は必死にペダルをこいで山頂を目指した。入賞者には、新米や栗、白ネギなど、豊栄産の野菜が贈られた。
実行委員長で自転車くらすの井原琢麻店長は「スタートから上り坂が続くきついコースで、選手からは、難易度が高くて面白いとの感想をもらった。自転車は老若男女問わず楽しめるスポーツ。地元の人も一緒に楽しめるイベントとして、来年以降も継続させていきたい」と意気込んだ。板鍋山では、11月25日に「第7回板鍋山登山マラソン」も開かれる。
(茨木)