東広島市消防局は1月22日、西条町助実の消防局庁舎で市消防職員意見発表会を開いた。管内の9消防署から若手消防士を中心に11人が参加し、防火・防災・救急についての課題や、日頃の業務に対する考えなどについて5分以内で発表した。
「言葉の壁」から災害時に情報弱者になりがちな外国人住民を助ける手立てについて発表した、大崎上島消防署の樋口礼音消防士(27)が最優秀に選ばれた。「地域防災 話・輪・和」をテーマに、絵文字を用いて指示する「ピクトグラム」の整備・推進や、外国人防災リーダー養成の重要性などを呼び掛けた。
樋口さんは「仕事をする上で普段から考えていることをテーマにした。5分以内でどれだけ伝えられるか難しい部分もあったが、自分の経験談を交えながらうまくまとめられた」と話していた。
2位には防災キャンプについて発表した消防局警防課の伊藤祐貴消防士長(32)、3位には救急予防について発表した東広島消防署の笹見恭正消防士(33)が選ばれた。樋口さんは、4月10日に広島市で開催される県消防職員意見発表会に東広島市代表として出場する。
(茨木)