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社内用情報システム開発 作業・生産効率向上 株式会社オーエイプロト(黒瀬町国近)

  • 2020/08/24
オーエイプロト

本社工場で生み出される製品は、日本の新幹線500系の内装面などさまざまな分野で活躍

「社員の負担を減らし、仕事に専念できる環境を整えたい」。そんな思いから、電子データで各業務を連動させ、工程の進捗(しんちょく)などを管理する社内用の情報システムを自社開発した。システムは2009年ごろから導入。随時アップデートを繰り返しながら、グループ会社との連携システムも充実させ、顧客ニーズに対応できる総合システムを作り上げてきた。

 

システム導入後は、各業務システムが独立していた以前と比べ、少ない時間と人材で情報管理ができるようになった他、各工程の進捗や遅延の状況をリアルタイムで把握できるようになった。システム開発に携わった武田勝二さんは「煩雑だった手順が簡素化されたことで作業効率と生産効率が向上し、コストの削減にも結び付いている」と話す。

 

同社は1964年、自動車車体の総合試作メーカーとして創業。ものづくりの基本となる「試作」のプロフェッショナルとして、量産に向けた自動車の試作部品の製造の他、新幹線や電車、建設機械などの車両部品の製作を一貫して担ってきた。社員は現在75人。2009年には、経済産業省の「中小企業IT経営力大賞」で審査員会奨励賞、特別賞の中小企業庁長官賞をW受賞している。

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