新学期が始まった広島大では4月8日から、学生が集まる対面での授業を避けインターネットを使ったオンライン授業を始めた。現在のところ期間は第一ターム(期限)の授業が終わる6月15日までだが、5月7日から対面で授業を行う科目もある。
自宅にインターネット環境のある学生は自宅で講義を受け、そうでない学生は学内の講義室などに間隔を空けて座り講義を受ける。教授・准教授は個室でパソコンの前に座り授業を進める。法学部に入学した学生は「オンラインでも気を緩めないよう授業を受けたい」と話していた。
一方、サークル活動は当分の間禁止とし、学内の生協食堂は弁当商品を増やし、対面式のテーブル席を廃止した。
市内の他の大学では、近畿大工学部が5月6日まで学生の学内への立ち入りを禁止。授業開始は5月7日からになるが、当面は実験や実習を伴わない座学科目で、オンラインで授業を再開するという。広島国際大は5月7日から対面での授業を再開する予定。それまでは一部科目でオンライン授業を行っている。