新型コロナウイルス対策として国民1人当たり10万円を配る「特別定額給付金」で、東広島市は5月11日、約8万7500世帯(約18万9300人)分の申請書を発送。12日から申請受付が始まった。
市では、同給付金の早期給付を実現させるため、新型コロナウイルスの影響でアルバイト先が臨時休業になり所得が減少している地元大学生を、生活支援の一環として給付事務作業に採用している。
大学生たちは、到着した申請書類の開封、仕分け、口座入力などの給付事務の補助を、それぞれ担当に分かれて1日20人ほどで作業している。作業期間は6月12日までの約1カ月間。この日参加していた浮田梨花さんは「バイトが休みになり困っていたので、ありがたい。重要な仕事なので、正確に作業を進めたい」、市の担当職員は「人員は増員して対応しているが、申し込みがかなり集中しているので、給付までに1カ月程度かかることを市民の皆さんに了承していただきたい」と話していた。
特別定額給付金の申請は2020年8月31日が締め切り。