東広島市がおととしから整備を進めていた西条中央公園(西条栄町)の工事が終了し、13日リニューアル式典が開かれた。今秋開館する新東広島市立美術館の建設と併せ、隣接する西条中央公園も整備。2年ぶりのリニューアルオープンとなった。
総事業費は1億7000万円で整備面積は約4200平方㍍。園内は、西側に大型遊具を配置し、その周りにはあずまややベンチなど休憩できる場所がある。
中央部の美術館前は、舗装された広場と芝生があり、東広島芸術文化ホールくららから美術館へと連なるアート空間の一部として位置付けられている。
東側にはヒノキの一種であるレイランディの木が24本植栽され、周りにも木々やツツジなどがあり緑豊かな公園になっている。園路にはLED照明灯が16基設置された。
式典は、東広島芸術文化ホールくららで行われ、地域住民や保育園児たち関係者約70人が出席。高垣広徳東広島市長は「人々の憩いの場であり子どもたちの楽しみの場。まだ新型コロナウイルスが収束していないので3密を避け、地域の交流スポットに」とあいさつした。
その後、リニューアルを祝い賀茂吹奏楽団が『パプリカ』の曲を演奏したり、生協ひろしまがバルーンアートなどを披露したりした。
オーエヌ保育園の奥内博之理事長は「子どもたちにとって自然、遊具、東屋、トイレがあり環境が抜群に良い。何より死角がなく全体を見渡せるので不審者などから子どもたちの安全をより守りやすくなった」と喜んでいた。
(山北)