東広島署(若林栄児署長)は7月1日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、同市高屋町造賀にあるセブンイレブン東広島造賀店の坪島聡美マネージャーに感謝状を贈呈した。同店の表彰は2018年12月に続き2度目。
坪島さんは6月9日午前10時50分ごろ、同店に来店した60代男性が電子マネーカード3万円分を購入する際、迷った表情をしていることに気付き、声を掛けた。男性は「プリンターのドライバーをインストールしていたら突然画面が止まり、表示された電話番号へかけたところ、電子マネーカードを購入するよう言われた」などと説明。不審な点が多かったため、購入をやめるよう促し、警察に通報した。
坪島さんは「特殊詐欺の手口も多様になり見極めが難しい。本人は自分の責任だと感じて不安で焦っているので、できる限りこちらから声を掛けて落ち着きを取り戻してもらいたい」と話していた。