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【季節のコラム】「初盆志」 初盆はご先祖様をにぎやかにお迎えを

  • 2020/08/07

大進

 

今回のテーマは「初盆志」

 お亡くなりになり、四十九日法要を終えて初めて迎えるお盆を「初盆」と言います。初盆は普通のお盆よりも盛大にするのがならわしです。

―来てくださった方に「初盆志」

 広島では7月末ごろから親族や近所の方がお参りに来られます。お供えを持参してくださった方には、その場で1000円程度のものに「初盆志」や「粗供養」の表書きで品物を持って帰っていただきます。

 初盆志は、いらっしゃる人数を想定して多めに発注しておきます。残ったら家族でも使えるように、大進では日持ちのするものや消耗品をおすすめしています。季節もののそうめん、ジュースやゼリー、水ようかん、季節を問わないのり、干物など。フリーズドライのみそ汁も人気です。

 今年はコロナ禍の影響で法要ができなかったり、家族葬も増えたりしていますから、初盆にお供えと現金を持参されるケースも考えられます。その場合は、改めてお返しをします。
 お参りする側が準備するお供えは、線香やお菓子、果物やお花などが多く使われています。

―「盆提灯」でにぎやかにお迎え

 初盆には盆提灯を用意します。ご先祖様が迷わず帰ってこられるときの目印と供養のために飾るものなので、故人一人一人に対して新調します。仏壇の前に提灯が二重三重になっても構いません。

 親族が贈ると言われていますが、最近では初盆に喪家が用意することが一般的になっています。もちろん、親族や親しい友人が贈られるのも差し支えありません。

 まず用意したいのは、白無地で家紋入り提灯。大進では、家紋入れは2週間程度で可能です。それに加えて、花柄や山水柄などの模様入りの提灯を飾ることが増えています。

 提灯は、定番の置き型のほか、つり下げ型、家具調の仏壇に合わせたデザインでインテリア照明として飾れるタイプもあります。また、造花を生けた形で、明かりがともる照明もあります。花が傷む心配がなく、仏壇周りが華やかになります。

 提灯は基本的には一対(2個)ですが、住宅事情に合わせて1つにしたり、小さものにしたりと、好みや住宅事情で臨機応変に取り入れてください。

 ご先祖様への感謝の気持ちを込めて丁寧に初盆の準備をし、ご先祖様をにぎやかにお迎えください。

 



取材協力/進物の大進東広島店(東広島市西条町土与丸)
💻ホームページ https://www.daishin.gr.jp/

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